先代の社長、金子信明が1961年(昭和36年)4月に鳶・土工事の専門工事業者として創業以来、当社は2020年には60周年という節目の年を迎え、さらなる飛躍への道を歩み始めるはずでした。しかしながら、東京オリンピックイヤーでもある2020年は、年明け早々から新型コロナウイルスの感染拡大により日本のみならず世界各国において未曽有の経済状況となっております。
 これまでの60年に及ぶ当社の歴史においては、時代に応じた厳しい社会・経済情勢の変化に対応するとともに、業務内容の多様化・拡充を図り、建築・土木のあらゆる分野の施設建設に携わってまいりました。これまで業務の一つひとつに情熱を注ぎ、お客様への感謝の気持ちを込めて事業に邁進してまいりましたが、どのような環境下にあってもそれを忘れることなく、さらなる努力を積み重ねてまいりたいと思っております。
 今、社会は重厚長大産業の成熟化、IT産業の躍進、そして新型コロナウイルスとの共生(ウィズコロナ)など、様々な課題が次々と露見するとともに産業構造が大きく変革し、建設業に関わる技術革新にもICTの導入など新たな潮流がみられております。また、社会のニーズも複雑化・多様化してきており、私たちもこのような社会構造の変化を認識して、それぞれの要請にこたえられるべく、新たな体制を確立してまいりたいと決意しております。
 建設産業においても、少子高齢化の進行に伴う担い手の不足、労務環境の悪化や、地球温暖化等の環境問題に対する重要性が高まる中で、今まで以上のコスト縮減や労働生産性の向上の要請など、非常に厳しい現実に遭遇しております。私達は、そのような状況を正面から受け止めるとともに、さらなる研鑽を積み重ね、業務の効率化や技術の向上を図り、より信頼される技術屋集団として、皆様のご指導、ご支援をいただきながら、次のステップに向けて羽ばたこうとしております。今後ともお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

2020年6月 倉和建設株式会社 代表取締役
金子 哲也